NHK BSプレミアム・BS4Kで放送されている、パン好き必見の番組『パン旅。』ご存知でしょうか。
2016年から不定期で放送されているグルメ紀行
パン大好き女優の木南晴夏さんが、ゲストと共に日本各地のパン屋さんを食べ歩き紹介する番組ですね。
木南晴夏さんは芸能界きってのパン好きで、パンシェルジュ検定2級を持っていたり、おすすめのパン屋をまとめた本を出版したりしています。
そんなパン愛に溢れた木南晴夏さんが、パンを食べ、リアルな感想をコメントしてくれます。
パン好きの方もそうではない方も、幸せになっちゃうような美味しい番組ですが、2021年3月より新シリーズがスタートしましたのでお伝えしていきますね!
「放送を見逃しちゃったよ!」「紹介されていたお店が知りたい!」なんて方は、ぜひ読んでいただければと思います。
2021年3月スタートNHK『パン旅。』放送予定は?
2021年3月2日にスタートし、全8回の放送です。
火曜日からスタートして金曜日まで連日放送が2週間!
あっという間の期間ですので、ぜひチェックしていきましょう。
内容についてはこちらのブログで随時紹介していきますので、「見そびれた!」なんて方はぜひ読んで見てくださいね。
毎日の放送なんて、幸せな2週間!ドキドキしちゃう
【放送日時・ゲスト】
NHK BSプレミアム/BS4K
午後7時~午後7時29分
〈第1回〉3月2日(火)原宿:「個性が爆発!ポップなスイーツパン」(内田理央)
〈第2回〉3月3日(水)代官山:「オシャレママもトリコのパン革命!」(山田優)
『パン旅。』【代官山編】お店情報あり!おしゃれママのお気に入りパン屋に山田優さんと行く!
〈第3回〉3月4日(木)根津:「アートな路地裏で見つけた深〜い味わい!」(寺島しのぶ)
『パン旅。』【根津編】お店情報あり! アートな路地裏で見つけたおしゃれなパン屋さん
〈第4回〉3月5日(金)高輪・白金:「“おなか”も“心”もリッチに!」(美村 里江)
『パン旅。』【高輪・白金】お店情報あり!“おなか”も“心”もリッチに!
〈第5回〉3月9日(火)自由が丘:「オトナ女子のごほうびクロワッサン」(トリンドル玲奈)
『パン旅。』【自由が丘】お店情報あり!クロワッサンを巡る2021年決定版スポット
〈第6回〉3月10日(水)奥三茶:「住宅街に広がるオトナのパンライフ」(すみれ)
『パン旅。』【奥三茶編】お店情報あり!住宅街に広がるオトナのパンライフ
〈第7回〉3月11日(木)立石・堀切:「ガッツあふれるパン魂!」(瀬戸カトリーヌ)
『パン旅。』【立石・堀切編】お店情報あり!ガッツあふれるパン魂!
〈第8回〉3月12日(金)横浜:「横浜 メード・イン・ジャパンの新しい風」(眞鍋かをり)
『パン旅。』【横浜】お店情報あり!横浜 メード・イン・ジャパンの新しい風
3月2日(火)放送『原宿:個性が爆発!ポップなスイーツパン』放送内容
今回のパートナーは、内田理央さん
ファッションモデルさんで、『MORE』の専属モデルをされている方ですね。
おそらくこの方「美味しい物好きなんだろうな」とわかるほど、コメントが上手。
感想の言葉選びが的確で伝わりやすく、お店の方への質問力もありました。
1店舗目『なんすかぱんすか』
2019年にオープンし、Instagramで話題が広がり大人気になったこちらのお店。
JR原宿駅から徒歩10分ほど「裏原宿」にあたるエリアです。
かなり見た目大胆な外観から、どんなパンが売られているのはドキドキしてしまいます。
前情報なしに、ただ通りかかっただけならビビって入店できないかも(笑)
〈本日のパン〉あん食パン
1斤500円(税別)
食パン型のあんぱんです。
美味しさのポイントは、あんこに黒胡麻がたっぷり練り込まれている点
「外がサクサク」「あんこがぎっしり」
今回の放送のテーマは「おしゃピク」=「おしゃれピクニック」です。コロナ渦での日常で、新しい”外時間”を提案していきます。
レジャーシートを広げてパンを楽しんでいますが、サクサク生地だったため「パンくずをこぼした!」木南さんですが、そのまま外にパッパッと払います。これも外で食べる良さでもありますね!
〈本日のパン〉サンライズピスタチオ
260円(税別)
ピスタチオ入りのメロンパンです。
メロンパンなのかちょっと怪しい味わいですが、「パン生地にクッキー生地を重ねたパン」ということで部類的にはメロンパンになります。
「良い香り」
「草のような綺麗な緑!外で食べる時に映える!」
「食べるとナッツ!」
「相当な量のピスタチオ」
「知ってるメロンパンではない」
「中がふわっふわ」
「中から出てくるレモンピールにサプライズ感」
「大人のメロンパン」
【お店の方へインタビュー】
店主のアオヤギさん
Q:「なぜサンライズピスタチオの商品を作ったのか?」
A:「緑のナッツはテンションが上がる!
パンは同系色になりがちなので、他の色が欲しいと思った。
ピスタチオの色に注目して作ったパン。
クラッシュした、ペーストした2種類を合わせることでたっぷり鮮やかな色になる。」
アオヤギさんは元々東京・赤坂の高級レストランのシェフでした。
メロンパンのような普通のパンを作ったことはありませんでした。
・形がユニークで、バターナッツかぼちゃやビーツ・ほうれん草などの野菜を練り込み色鮮やかに作られたパン
・エディブルフラワーが飾られ、中にはラズベリージャム・アーモンドペーストが練り込まれた花束のようなパン
▷これまでは天然素材を使った色鮮やかなパンで、レストランに訪れる大人達を魅了していました。
独立して自分の店を持ちたいと思った時に声をかけてくれたのが、原宿にド派手なお店を持つオーナーでしたが、アオヤギさんは、自分のパンは原宿には合わないと思っていました。
原宿には若い子が多いので、自分が作りたいものとお客さんがかけ離れ過ぎているのでは?と不安でした。
原宿の食べ物はわかりやすく「ジャンク」
「それを自分のパンとして表現すべき」
「一見わかりやすい菓子パンを自分らしく」と180度発想を変えてみました。
味の強いピスタチオに負けないように、自家製のコンデンスミルクを作りバランスを調整しました。
普通のコンデンスミルクだと駄菓子のようになってしまうので、牛乳から作っていきます。
パンの中に入っているレモンピールも自家製で、無農薬レモンの皮を2週間煮込んで作るこだわりのものです。
「原宿」と『なんすかぱんすか』
『なんすかぱんすか』のパンのファンになったのは原宿で生きる「プロ」達でした。
原宿は、美容師さん・アパレルの方、自分の仕事に誇りを持っている人がすごく多い場所です。
「自分の好きなことをやりたい」という想いの人が多く、それはアオヤギさんのパン作りに対する想いと同じだった。
自分の個性を共感してもらえることが嬉しい、とアオヤギさんは言います。
『なんすかぱんすか』
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目27−3
電話番号:03-6804-1914(080-7817-5944)
営業時間:木曜日〜日曜日 11:00〜16:00
2店舗目『パンとエスプレッソと』
JR原宿駅より徒歩15分ほどの場所にあります。
2009年にOPENしたベーカリーカフェ
店内には、クロックムッシュやサンドイッチなど常時30種類ほどのパン
パニーニやトーストなど原宿に遊びにきた人が気軽に食べられるメニューが揃っています。
〈本日のパン〉フレンチトースト
750円(税別)
「見た目のキュンキュン!乙女心をくすぐるフレンチトースト」
『パンとエスプレッソと』一番人気のメニューです。
鉄プライパンにフレンチトーストを乗せた熱々スタイルです。
外にはテラス席があり、そこで食べられます。
「ふつふつ熱々!香りが立っています」
「地盤がゆるい!?プルプル感、これは動画を撮りたくなる」
「柔らかくてナイフでは切れないほど」
「ほわしゅわ!パンの柔らかさじゃない」
「プリンのよう」
「パンの赤ちゃん!まだパンになっていないかのよう」
あまりの興奮に、お二人の感想が止まりません。
【お店の方へインタビュー】
『パンとエスプレッソと』シェフ志田さん
元OLでしたが、パン屋さんになりたいと夢を諦めずに24歳でパンの製パン専門学校で学び、3年前にこちらのお店に入店しました。
こちらのお店は、店員さん・職人さんが若い!
平均年齢が25歳です。志田さんは若いスタッフをシェフとしてまとめています。
Q:「絶品のフレンチトーストはどうやって作っているの?」
A:「リッチな柔らかくてふわふわに食パンを使用している」
フレンチトーストに使用している食パンは、1日100本以上売れる人気商品です。
実は、初代のシェフがうっかり分量を間違えて偶然生まれた商品
バター、水分が通常の4倍の量も入っています。
とっても柔らかいので、コネや成型がうまくいかない。
焼き上がったパンをクリーム液につける際にも難しさが有ります。
プライパンで焼き目をつけてからオーブンに入れることで、外はカリっと、中はふわっとしたコントラストを出しています。
2011年に、『パンとエスプレッソと』のフレンチトーストは誕生しました。
当時、パンケーキブームで近所のお店にはたくさんの行列が!
しかしその時、当店は赤字続きだった。
そこから到来したSNSブーム。
映えを狙ってフレンチトーストを鉄板に乗せてみたところ、大当たり!!
Instagramを見てお客さんが集まって来るようになりました。
原宿のパン屋と言えば一番にこちらのパン屋さんの名前が上がるほどの人気店ですが、赤字の時代もあったのですね。
そういえばハワイのパンケーキブームありましたもんね。
懐かしいな〜
私も原宿でよく並びましたわ・・・!
「原宿」と『パンとエスプレッソと』
原宿に行く時と新しいものに出会えたり、キラキラした物があります。
それは「パンとエスプレッソと」を思い、その場所で食べてみたい、働いてみたいと思う理由と似ています。
新商品を若いスタッフに作ってもらうことで「こんなパンがあるんだ!」という発見、ワクワクをお客さんに楽しんでもらいたい、とお店のシェフ志田さんは言います。
『パンとエスプレッソと』
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目4−9
電話番号:03-5410-2040
営業時間:8:00〜19:00
ピクニックスポット『ののあおやま』
今回のシリーズは、新しい生活様式に合わせ「外で食べる!」おしゃれなピクニックをご提案しています。
今日の原宿編では「ののあおやま」にてレジャーシートを広げて食べていましたよ。
JR原宿から15分ほど、賑やかな街とはまるで別世界が広がっています。
元々1950〜60年代に建てた都営住宅があった場所です。
建物の老朽化の建て替えに伴い、地域に開放する広場になりました。
今回、木南さんと内田理央さんは、「SNSで見つけてやってみた買った」というパン食い競争のような飾りつけで「おしゃれピクニック」を楽しみました。
ソーシャルディスタンスを意識して、それぞれのレジャーシートを広げてパンを食べたり、距離をとった写真合成で楽しむお二人でした。
そういえば私も若い頃よく原宿・青山を散歩していましたが、洗練られた青山とイメージとは異なりびっくりするほど古い集合住宅が建つエリア、印象的な場所でした。
そこがいつの間にか緑たっぷりの広場がある空間に生まれ変わっていたんですね。
また改めて散歩して見たくなりました♪
まとめ『パン旅。』原宿編
今回の放送でご紹介した『なんすかぱんすか』のメロンパン、『パンとエスプレッソ』のフレンチトースト。
どちらのパンも昔からあるパンではあるけれども、それをアイディアで新しく最先端のパンとしてこの地・原宿から発信しています。
どちらの最先端パンも体験してみたいですね。原宿に遊びに行っちゃいましょう♪
次回〈第2回〉【代官山編】もお楽しみに。
こちらです⬇︎
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